俳優や司会者として長く活躍してきた山口崇さんには、伝統芸能の道で活躍する子供が2人います。
山口崇さんの子供たちは、長女・山口由紀さんと長男・山口太郎さんで、それぞれ「杵屋巳織」「杵屋巳津也」の名で長唄のプロとして活動しています。
両親の影響を受けて邦楽の世界に飛び込んだ2人のプロフィールや、家族でのエピソードを紹介するとともに、山口崇さんの妻・杵屋巳貴さんの経歴や支えについても触れます。
また、兵庫県の淡路島にある山口さんの実家や、家族がそこで過ごす特別な時間にまつわるエピソードもご紹介します。
山口崇さんとその家族がどのように邦楽と関わり、家族の絆を深めてきたのかを詳しくお伝えします。
記事のポイント
・山口崇さんの子供の職業や芸名、現在の活動内容
・長女・山口由紀さんと長男・山口太郎さんのプロフィールと経歴
・山口崇さん一家の伝統芸能への深い関わりと家族での活動
・淡路島にある実家や家族とのエピソード
目次
山口崇の子供は2人!息子と娘の詳細を紹介
- 長女・山口由紀さんについて
- 長男・山口太郎さんについて
- 子供たちの幼少期と育成
- 子供と家族のエピソード
長女・山口由紀さんについて
山口崇さんの長女である山口由紀さんは、長唄三味線奏者として活躍する芸術家です。芸名「杵屋巳織(きねや みおり)」の名で広く知られ、長唄の伝統を引き継ぎながらも多彩な活動を続けています。出身は東京都で、東京芸術大学邦楽科で邦楽を本格的に学び、長唄のプロとしての道を歩み始めました。幼少期から両親の影響で邦楽に親しみ、特に母親の教えを受けたことが大きな支えとなり、三味線奏者としてのキャリアに繋がったようです。
家族との関係も非常に深く、父・山口崇さんや弟の太郎さんとも共演し、家族全員で長唄を披露する機会も少なくありません。また、地元のイベントや国立劇場の演奏会などにも出演しており、その活動は国内外で注目を集めています。教職経験も豊富で、邦楽の指導や後進育成にも力を入れている点も彼女の特徴です。なお、山口由紀さんは、これまでに多数の演奏会や録音作品にも携わり、その技量と表現力には高い評価が寄せられています。
長男・山口太郎さんについて
山口崇さんの長男である山口太郎さんは、長唄の唄方(歌い手)として活躍しています。芸名「杵屋巳津也(きねや みつや)」を用い、長唄の世界で独自の地位を築いています。幼少期から父や姉の影響を受け、邦楽に親しんで育ちましたが、長唄への本格的な取り組みは高校生の時からです。東京都出身の山口太郎さんは、その後、東京芸術大学で邦楽科に進学し、日本の伝統音楽に深く関わる道を選びました。
長唄では、歌舞伎や舞踊の伴奏を務めることも多く、様々な舞台で経験を積んでいます。舞台の他、国内外の演奏会やイベントにも出演し、その中で多様な音楽スタイルとのコラボレーションも行ってきました。また、唄方としての技術向上にも熱心で、邦楽の喉の使い方を学び直すなど、プロとしての姿勢にも定評があります。なお、現在は後進育成にも取り組み、長唄協会の活動や指導に力を注いでいます。
子供たちの幼少期と育成
山口崇さんの子供たちは、幼い頃から家庭内で長唄や三味線などの邦楽に触れる環境で育てられました。特に母親である杵屋巳貴(きねや みき)さんも長唄の名手であり、家庭では常に邦楽が流れる中でのびのびとした幼少期を過ごしたといわれています。子供たちは、自然と三味線や唄のリズムや音に慣れ親しみ、伝統芸能に対する深い理解と興味を抱くようになりました。
とはいえ、親の影響だけでなく、子供たちが本格的に邦楽の道を志したのは高校生の頃からで、そこに至るまでには自主的な興味や意志も大きく働いたようです。また、山口家は伝統とともに新しい音楽や表現を積極的に取り入れ、個々の個性や表現を尊重する家庭環境だったことも成長の助けになったと言えるでしょう。こうした家族の影響や自身の決意が重なり、2人はそれぞれの道で邦楽の道を歩み始めたのです。
子供と家族のエピソード
山口崇さん一家には、家族で一緒に伝統芸能を楽しむという特別なエピソードが多くあります。山口さんご自身が長唄に造詣が深いことから、子供たちも幼い頃から邦楽に親しんできました。例えば、家族で入浴中に長唄の代表曲「供奴」を歌う習慣があったと言われ、日常生活の中で自然と長唄のリズムやメロディが身についたようです。
また、家族が一堂に会して演奏会に出演することもあり、由紀さんや太郎さんが演奏をし、父である山口崇さんが三味線を担当することで、一つの舞台が完成する形が多く見られます。このように、家族全員が邦楽を通じて深く繋がっており、定期的に共演することで、一層の絆を感じているようです。さらに、祖父母の代から邦楽に関わっている家系でもあり、子供たちにとっても邦楽が家族の大切な絆となっている点が印象的です。
山口崇と家族の伝統芸能への関わり
山口崇さんとその家族は、長唄を中心とした伝統芸能への深い関わりを持っています。山口さんは若い頃から邦楽に強い興味を持ち、俳優として活動しながらも長唄三味線の稽古を重ねてきました。そのため、家族全員が長唄に携わることは、自然な流れであったと言えるでしょう。山口さんは名取として「杵屋巳楓(きねや みふう)」の名を持ち、妻の杵屋巳貴さんも長唄唄方として活動するなど、家族で伝統芸能の維持・継承に努めてきました。
さらに、山口さんの子供たちも東京芸術大学で邦楽を学び、プロの演奏家として活動するようになり、長唄の家系として認知されています。現在では、家族での共演を通じて、伝統の技術と精神を観客に伝える役割も果たしています。また、地元である淡路島での公演やイベントにも参加し、地域への貢献も行っています。山口家の活動は、長唄の魅力を多くの人々に伝えるとともに、伝統芸能を次世代に繋ぐ大切な役割を担っています。
山口崇と子供と家族の今現在の生活
- 妻・杵屋巳貴さんの関係
- 妻・杵屋巳貴さんの経歴
- 実家は淡路島にある旧家
- 実家・淡路島でのエピソード
- 今現在の体調や病気の噂
- 山口崇と子供たちの現在の活動
妻・杵屋巳貴さんの関係
山口崇さんと妻の杵屋巳貴(きねや みき)さんは、互いのキャリアを支え合いながら、家庭内でも邦楽の伝統を大切にしている夫婦です。山口さんと巳貴さんは、俳優と長唄の名取という異なる分野で活躍してきましたが、邦楽に対する情熱を共有しており、家庭では長唄が日常の一部となっていました。また、長い結婚生活の中で夫婦共演の機会も多く、山口さんが出演する舞台やイベントで、巳貴さんが三味線や唄を披露することもあります。
さらに、夫婦で出演するテレビ番組やイベントでは、お互いの芸への深い理解や敬意が伝わり、長年にわたる信頼関係がうかがえます。家庭生活においても、巳貴さんは山口さんの健康管理や家庭の支えを続けてきたため、山口さんが芸能活動を続けられる背景には、巳貴さんの支えが大きかったと言えるでしょう。夫婦そろって長唄を愛し、それを次世代に繋げる役割を果たしている点で、山口夫妻は深い絆で結ばれた理想的なパートナー関係にあるといえます。
妻・杵屋巳貴さんの経歴
杵屋巳貴(きねや みき)さんは、元女優であり、現在は長唄の唄方として高い評価を得ている人物です。本名は平尾桂子(ひらお けいこ)さんで、若い頃は俳優座の養成所で演技を学び、女優として活動していました。その後、長唄に転身し、長唄唄方として「杵屋巳貴」という名を持ち、邦楽界でのキャリアを歩み始めます。巳貴さんは、長唄の人間国宝である杵屋巳太郎氏に師事し、徹底した技術指導を受けた後に名取となりました。
長唄唄方として活動する中で、巳貴さんは長唄の指導や後進の育成にも注力し、伝統芸能の継承に努めてきました。また、彼女の主催する貴風会では高い技術と表現力が披露され、邦楽界でもその存在感は大きなものとなっています。加えて、彼女は家族とともに邦楽を深める活動も行い、山口崇さんや子供たちと共演する演奏会にも出演しています。こうして巳貴さんは、女優から長唄唄方へと転身し、家庭と舞台で邦楽文化の発展に貢献し続けているのです。
実家は淡路島にある旧家
山口崇さんの実家は、兵庫県淡路島に位置する築300年を超える歴史ある旧家です。この実家は、江戸時代の享保年間(1716~1736年)に建てられたと伝えられ、日本の伝統建築が随所に残る貴重な古民家として知られています。実家は、単に居住地というだけでなく、代々の家族の歴史が受け継がれてきた場所であり、現在も大切に保存されています。
この淡路島の旧家は、建築様式や歴史的価値が高く、まさに日本の伝統を感じさせる特別な場所です。そのため、山口崇さんにとっても、淡路島の実家は終の棲家として暮らしたいという願いがあるとされています。ただし、奥様である杵屋巳貴さんは、友人や知人が少ない淡路島での暮らしに不安を抱えているため、実際に移住するかどうかについては家族間でも慎重に話し合いが進められているようです。
実家・淡路島でのエピソード
山口崇さんにとって淡路島の実家は、家族が集まり思い出を重ねる特別な場所です。特にお正月やお盆などの家族行事には、子供や孫たちが集まる習慣が続いており、家族全員で過ごす時間が大切にされています。淡路島にある実家では、伝統行事や地域の風習に親しむ機会も多く、孫たちにも日本の文化や歴史を伝える場として機能しています。
また、山口さんは地元の淡路島で邦楽公演やイベントを開催して地域に貢献することもあり、2015年には地元で民話劇をプロデュースするなど、故郷の文化発展にも力を注いできました。こうした活動を通じて、山口さんの実家は家族のみならず、地域の人々とも繋がる場となり、淡路島における山口家の存在は地元にとっても大きな意味を持つようです。
今現在の体調や病気の噂
現在、山口崇さんは88歳と高齢ですが、伝えられる限りでは大きな病気を患うことなく元気に過ごされているようです。一部で病気の噂が流れることもありましたが、これは同世代の俳優仲間が亡くなった際にコメントを出したことから、誤解が生じた可能性が考えられます。また、2018年には膵炎で短期間入院をしたとの情報もありますが、その後すぐに回復し、大きな後遺症もなく日常生活を送れているようです。
山口さんは現在も邦楽や伝統芸能に携わり、淡路島での文化活動にも積極的に参加しています。趣味として長年続けている長唄三味線は健康維持にも役立っていると考えられ、体力に合わせて活動範囲を調整しつつ、伝統芸能の継承に努めているようです。こうして、無理のない範囲で芸能活動を続けているため、健康を保てているといえるでしょう。
山口崇と子供たちの現在の活動
山口崇さんは現在も長唄三味線方「杵屋巳楓(きねや みふう)」として舞台に立ち、伝統芸能の普及に貢献しています。地元の淡路島では、地域に根差した文化活動を継続しており、特に邦楽や民話劇の公演を通して故郷の文化活性化にも尽力しています。さらに、家族の絆を感じられる家族全員での演奏会も行っており、地域社会や邦楽ファンの注目を集めています。
一方、子供たちもそれぞれ邦楽の道で精力的に活動中です。長女の山口由紀さん(芸名:杵屋巳織)は三味線奏者として、多くの舞台や演奏会に出演し、後進の育成にも力を入れています。また、長男の山口太郎さん(芸名:杵屋巳津也)は唄方として歌舞伎や舞踊会での公演に出演し、国内外で長唄の魅力を伝え続けています。このように、山口家全体が伝統芸能の発展に寄与しながら、それぞれのフィールドで邦楽の素晴らしさを次世代に繋げる役割を果たしているのです。
山口崇の子供と家族に関するまとめ総括
- 山口崇には長女と長男の2人の子供がいる
- 長女・山口由紀は長唄三味線奏者として活躍する
- 山口由紀の芸名は「杵屋巳織」である
- 長女は東京芸術大学で邦楽を学び、プロの道へ進んだ
- 長男・山口太郎は長唄の唄方(うたいかた)である
- 山口太郎の芸名は「杵屋巳津也」である
- 長男も東京芸術大学で邦楽を専攻し、プロとして活動する
- 子供たちは幼少期から長唄や三味線に触れて育った
- 母・杵屋巳貴も長唄の名取であり、邦楽の影響が強い家庭環境である
- 山口崇は「杵屋巳楓」の名で長唄三味線奏者としても知られる
- 山口一家は家族で長唄の演奏会に出演することがある
- 山口崇の実家は兵庫県淡路島にある築300年の旧家である
- 家族は正月や盆に淡路島の実家で集まり伝統行事を大切にしている
- 山口崇は現在も元気で、邦楽活動や地元での文化活動を続けている
- 子供たちはそれぞれ邦楽界で活躍し、伝統を次世代に伝えている